管理人コメント
操作説明シミュレーターが用意されているということはわかりづらい、使いづらいというのは自覚しているということなのでしょうね。
当分は付き合っていくしかないですね。
操作説明シミュレーターが用意されているということはわかりづらい、使いづらいというのは自覚しているということなのでしょうね。
当分は付き合っていくしかないですね。
1 七波羅探題 ★ :2023/02/22(水) 13:19:47.25ID:DpLdfflz9
ITmedia2023年02月22日 10時00分
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2302/22/news093.html
JRの駅にある券売機のユーザーインタフェースが話題だ。下記のツイートは一例だが、一般的な利用者が考える切符購入の“導線”とは異なるトップメニューから目的の切符を選ぶことになり、初見で理解するのは難しいのではないかという声もある。筆者が個人的に購入難易度が高いと思っている、ドイツをはじめとした欧州鉄道の券売機と比べてもとっつきにくいといわれると、うなずく部分もある。
大都市圏の利用者であれば交通系ICカード利用の比率の方が高く、すでに「もう何年も券売機に近づいてない」という人も少なくないかもしれない。ただ新幹線であったり、在来線特急であったりと、長距離移動をする場合には磁気切符が必要になるため、券売機または窓口などのお世話にならざるを得ない。普段使いの交通系ICでは近距離区間の移動にしか利用できないからだ(東海道・山陽・九州新幹線の「スマートEX」などのサービスは除く)。
そこで券売機の登場となるが、前述のように慣れていない人にはとっつきにくいという意見も多い。実際、JR東日本でも指定席券売機について「体験版」と称した操作説明シミュレーターが用意されているほどで、分かりにくいのは確かなようだ。そして、このWebページにたどり着けない人には、そもそも体験版で説明を見ることさえかなわない。頼みの綱は有人窓口の「みどりの窓口」となるが、近年では各駅での閉鎖が相次いでおり、運良く窓口のある駅にいても長い行列が待っていることも少なくない。
なぜ指定席券売機は複雑に見えるのか
下図は2022年末時点での指定席券売機の初期画面だが、基本的に新幹線または在来線特急を利用するための画面構成になっている。「自由席」の場合は時間指定がないため(有効日の指定のみ)、「指定席」または「乗換案内から購入」では乗車する列車と座席指定を行う点が異なる。
3つのメニューで共通なのは「乗り降りする区間を指定する」点で、「だったらメニューの最初に区間指定や乗車可能な列車の時間検索をさせるべきでは?」という意見があるのも理解できる。実際、冒頭で触れた欧州鉄道の券売機はその方式で。難易度が高いと感じるのは検索で表示される駅名候補が多過ぎて分かりにくい点だ。
なぜ指定席券売機がこのような画面構成になっているかといえば、JRグループが運用している予約・発券システムの「マルス」の仕様に準拠しているためだ。「マルス」は日本国有鉄道時代から開発や刷新が続いているシステムで、“火星”の「MARS」に引っかけた造語(Multi Access seat Reservation System)とされている。現行のシステムは2020年から稼働を開始した「マルス505」で、各種インターネットサービス対応やチケットレス対応、そして窓口補助業務の機能が付いたアシストマルスへの対応が行われている。
初期画面が「指定席」と「自由席」でメニューが分かれているのがマルスの特徴で、有人窓口で駅員が操作する発券端末のメニュー構造がそのまま反映されていることによる。なお、「マルス端末」とは駅員が操作するものだけでなく、指定席券売機のような利用者が操作する券売機についても「顧客操作型端末(MV)」の名称が付いており、合わせて「マルス端末」だ。
券売機からチケットレスの時代に
重要なのは、一連の流れでJRが有人窓口を閉鎖して券売機へと利用者を誘導しようとしているのではなく、インターネットを使った事前発券をアピールし、こちらの利用を今後増やしていこうと考えている点だ。現状、JR東日本が提供する「えきねっと」では指定席券の予約や購入が可能だが、切符の受け取りのために指定席券売機または窓口に並ばなければならない。改札の通過のために磁気切符の発券が必要だからだ。
だが現在同社では2024年以降に東北エリアを中心に改札へのQRコード読み取り機の導入を進めており、磁気切符なしにスマートフォンなどのモバイル端末のアプリ上にQRコードを表示させるだけで改札を通過できるよう準備している。えきねっとの利用が難しい外国人のインバウンド旅行者は引き続き指定席券売機を使うか、有人窓口に並ぶ必要があるが、母数でいえば最も多い国内旅行者の需要をインターネットによる発券システムにまわすことができる。
指定席券売機がどこまで主役であるかは分からないが、少なくとも“チケットレス”乗車が当たり前になる数年先まではその役割は変わらない。
※以下出典先で
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2302/22/news093.html
JRの駅にある券売機のユーザーインタフェースが話題だ。下記のツイートは一例だが、一般的な利用者が考える切符購入の“導線”とは異なるトップメニューから目的の切符を選ぶことになり、初見で理解するのは難しいのではないかという声もある。筆者が個人的に購入難易度が高いと思っている、ドイツをはじめとした欧州鉄道の券売機と比べてもとっつきにくいといわれると、うなずく部分もある。
大都市圏の利用者であれば交通系ICカード利用の比率の方が高く、すでに「もう何年も券売機に近づいてない」という人も少なくないかもしれない。ただ新幹線であったり、在来線特急であったりと、長距離移動をする場合には磁気切符が必要になるため、券売機または窓口などのお世話にならざるを得ない。普段使いの交通系ICでは近距離区間の移動にしか利用できないからだ(東海道・山陽・九州新幹線の「スマートEX」などのサービスは除く)。
そこで券売機の登場となるが、前述のように慣れていない人にはとっつきにくいという意見も多い。実際、JR東日本でも指定席券売機について「体験版」と称した操作説明シミュレーターが用意されているほどで、分かりにくいのは確かなようだ。そして、このWebページにたどり着けない人には、そもそも体験版で説明を見ることさえかなわない。頼みの綱は有人窓口の「みどりの窓口」となるが、近年では各駅での閉鎖が相次いでおり、運良く窓口のある駅にいても長い行列が待っていることも少なくない。
なぜ指定席券売機は複雑に見えるのか
下図は2022年末時点での指定席券売機の初期画面だが、基本的に新幹線または在来線特急を利用するための画面構成になっている。「自由席」の場合は時間指定がないため(有効日の指定のみ)、「指定席」または「乗換案内から購入」では乗車する列車と座席指定を行う点が異なる。
3つのメニューで共通なのは「乗り降りする区間を指定する」点で、「だったらメニューの最初に区間指定や乗車可能な列車の時間検索をさせるべきでは?」という意見があるのも理解できる。実際、冒頭で触れた欧州鉄道の券売機はその方式で。難易度が高いと感じるのは検索で表示される駅名候補が多過ぎて分かりにくい点だ。
なぜ指定席券売機がこのような画面構成になっているかといえば、JRグループが運用している予約・発券システムの「マルス」の仕様に準拠しているためだ。「マルス」は日本国有鉄道時代から開発や刷新が続いているシステムで、“火星”の「MARS」に引っかけた造語(Multi Access seat Reservation System)とされている。現行のシステムは2020年から稼働を開始した「マルス505」で、各種インターネットサービス対応やチケットレス対応、そして窓口補助業務の機能が付いたアシストマルスへの対応が行われている。
初期画面が「指定席」と「自由席」でメニューが分かれているのがマルスの特徴で、有人窓口で駅員が操作する発券端末のメニュー構造がそのまま反映されていることによる。なお、「マルス端末」とは駅員が操作するものだけでなく、指定席券売機のような利用者が操作する券売機についても「顧客操作型端末(MV)」の名称が付いており、合わせて「マルス端末」だ。
券売機からチケットレスの時代に
重要なのは、一連の流れでJRが有人窓口を閉鎖して券売機へと利用者を誘導しようとしているのではなく、インターネットを使った事前発券をアピールし、こちらの利用を今後増やしていこうと考えている点だ。現状、JR東日本が提供する「えきねっと」では指定席券の予約や購入が可能だが、切符の受け取りのために指定席券売機または窓口に並ばなければならない。改札の通過のために磁気切符の発券が必要だからだ。
だが現在同社では2024年以降に東北エリアを中心に改札へのQRコード読み取り機の導入を進めており、磁気切符なしにスマートフォンなどのモバイル端末のアプリ上にQRコードを表示させるだけで改札を通過できるよう準備している。えきねっとの利用が難しい外国人のインバウンド旅行者は引き続き指定席券売機を使うか、有人窓口に並ぶ必要があるが、母数でいえば最も多い国内旅行者の需要をインターネットによる発券システムにまわすことができる。
指定席券売機がどこまで主役であるかは分からないが、少なくとも“チケットレス”乗車が当たり前になる数年先まではその役割は変わらない。
※以下出典先で