1 七波羅探題 ★ :2023/04/26(水) 21:02:53.36ID:+illGkig9
朝日新聞2023/04/21
https://www.asahi.com/thinkcampus/article-100319/
「女性に選ばれる大学」にはどんな特徴があるのでしょうか。文系・理系ともに女子学生の比率が伸びている明治大学を取材しました。男子学生が多いイメージが強かった名門が、なぜ女子高生らの注目を集めているのでしょうか。
■「ガールズトーク」で評判を上げた明治大学
文部科学省の調査によると、大学における女子学生の比率は30年前から大きく増えています。2022年の調査では、大学院生を含む女子学生の比率は約44.5%。1992年は約29.3%でしたから、この30年で15.2ポイントも伸びたことになります。女子学生の人数は、92年の約67万人から22年は約130万人と、30年間で1.9倍になっています。
明治大学といえば、昔は男子学生が多い「バンカラ」のイメージの大学でしたが、今や女子から人気を集める大学のひとつとなっています。「バンカラ」という言葉自体、今の高校生は知らないかもしれません。『大学ランキング2023』(朝日新聞出版)によると、21年度の女子学生の総数は1万585人、女子比率は34.5%で、女子学生総数で全国9位にランクインしています。
女子学生の比率は文系・理系を問わず伸びており、今回、話を伺った明治大学広報センター長の浜本牧子教授が所属する農学部生命科学科でも同様です。
同学科を設立した2000年の女子比率は11.6%でしたが、22年は47.2%と、20年あまりで35.6ポイントも増えています。
浜本教授はこう話します。
「16年度からコロナ前の19年度まで、オープンキャンパスで『ガールズトーク』というイベントを実施しました。理系学部の女子学生が、学生生活や研究室での研究活動を説明する内容で、『何を、どのように学ぶのか』を受験生と同世代の学生目線で具体的に情報発信しました。昨今は大学選びの基準として、学びの内容が重視されるようになったと感じています。進路選択について理解を深めてもらうために、このような情報発信の機会を提供したことには、意義があったと考えています」
同大学は男女を問わず、「何を、どのように学ぶのか」「どんな学びを社会に生かしているのか」を受験生が理解できるよう、情報発信を強化しています。在学生や卒業生が多く登場するポータルサイト「MEIJI NOW(メイジナウ)」でも、在学生目線での学びの内容を発信しており、研究室やゼミの学びの内容も紹介しています。浜本教授は、こうした取り組みが学生からの支持を得ている要因の一つではないか、と分析しています。
■都心型キャンパス、女性研究者も活躍
立地の良さも、大学の人気の要素の一つです。
「本学は、東京駅から電車で約5分のお茶の水にある駿河台キャンパスをはじめ、新宿や渋谷から同約10分、下北沢から同約5分の明大前駅が最寄りの和泉キャンパスや、再開発で発展を遂げている中野区にある中野キャンパス、新宿から同約25分の生田キャンパスというように、好立地にキャンパスが点在しています。本学は地方出身の学生も多くいますが、こうした学生へのインタビュー調査などでも、都心型のキャンパスライフに期待する声は多数上がっています」
さらに浜本教授は、同大学の女性研究者の活躍も挙げます。
「例えば本学部の戸田安香特任講師が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)『第4回輝く女性研究者賞(ジュン アシダ賞)』を受賞しました。こういった女性研究者の活躍が、女子学生のロールモデルになっていくでしょう」
早稲田大も女子学生数で全国2位
『大学ランキング2023』を見ると、女子学生の総数では1位日本大学、2位早稲田大学、3位立命館大学と続きます。早稲田大学も明治大学と同じく、かつては男子学生が多いイメージがありました。90年の女子学生数は8524人、女子比率は19.3%(早稲田大学WEBサイトより)でしたが、21年には女子学生数1万4188人、女子比率37.4%と、大きく増えています。保護者としては過去のイメージにとらわれず、今の大学のことを知る必要があります。
https://www.asahi.com/thinkcampus/article-100319/
「女性に選ばれる大学」にはどんな特徴があるのでしょうか。文系・理系ともに女子学生の比率が伸びている明治大学を取材しました。男子学生が多いイメージが強かった名門が、なぜ女子高生らの注目を集めているのでしょうか。
■「ガールズトーク」で評判を上げた明治大学
文部科学省の調査によると、大学における女子学生の比率は30年前から大きく増えています。2022年の調査では、大学院生を含む女子学生の比率は約44.5%。1992年は約29.3%でしたから、この30年で15.2ポイントも伸びたことになります。女子学生の人数は、92年の約67万人から22年は約130万人と、30年間で1.9倍になっています。
明治大学といえば、昔は男子学生が多い「バンカラ」のイメージの大学でしたが、今や女子から人気を集める大学のひとつとなっています。「バンカラ」という言葉自体、今の高校生は知らないかもしれません。『大学ランキング2023』(朝日新聞出版)によると、21年度の女子学生の総数は1万585人、女子比率は34.5%で、女子学生総数で全国9位にランクインしています。
女子学生の比率は文系・理系を問わず伸びており、今回、話を伺った明治大学広報センター長の浜本牧子教授が所属する農学部生命科学科でも同様です。
同学科を設立した2000年の女子比率は11.6%でしたが、22年は47.2%と、20年あまりで35.6ポイントも増えています。
浜本教授はこう話します。
「16年度からコロナ前の19年度まで、オープンキャンパスで『ガールズトーク』というイベントを実施しました。理系学部の女子学生が、学生生活や研究室での研究活動を説明する内容で、『何を、どのように学ぶのか』を受験生と同世代の学生目線で具体的に情報発信しました。昨今は大学選びの基準として、学びの内容が重視されるようになったと感じています。進路選択について理解を深めてもらうために、このような情報発信の機会を提供したことには、意義があったと考えています」
同大学は男女を問わず、「何を、どのように学ぶのか」「どんな学びを社会に生かしているのか」を受験生が理解できるよう、情報発信を強化しています。在学生や卒業生が多く登場するポータルサイト「MEIJI NOW(メイジナウ)」でも、在学生目線での学びの内容を発信しており、研究室やゼミの学びの内容も紹介しています。浜本教授は、こうした取り組みが学生からの支持を得ている要因の一つではないか、と分析しています。
■都心型キャンパス、女性研究者も活躍
立地の良さも、大学の人気の要素の一つです。
「本学は、東京駅から電車で約5分のお茶の水にある駿河台キャンパスをはじめ、新宿や渋谷から同約10分、下北沢から同約5分の明大前駅が最寄りの和泉キャンパスや、再開発で発展を遂げている中野区にある中野キャンパス、新宿から同約25分の生田キャンパスというように、好立地にキャンパスが点在しています。本学は地方出身の学生も多くいますが、こうした学生へのインタビュー調査などでも、都心型のキャンパスライフに期待する声は多数上がっています」
さらに浜本教授は、同大学の女性研究者の活躍も挙げます。
「例えば本学部の戸田安香特任講師が、国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)『第4回輝く女性研究者賞(ジュン アシダ賞)』を受賞しました。こういった女性研究者の活躍が、女子学生のロールモデルになっていくでしょう」
早稲田大も女子学生数で全国2位
『大学ランキング2023』を見ると、女子学生の総数では1位日本大学、2位早稲田大学、3位立命館大学と続きます。早稲田大学も明治大学と同じく、かつては男子学生が多いイメージがありました。90年の女子学生数は8524人、女子比率は19.3%(早稲田大学WEBサイトより)でしたが、21年には女子学生数1万4188人、女子比率37.4%と、大きく増えています。保護者としては過去のイメージにとらわれず、今の大学のことを知る必要があります。